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2013年03月31日

殊能将之、逝去

 この作者のベスト作品は、デビュー作『ハサミ男』、もしくは本格ミステリに対するパロディと批評性が顕在化した『鏡の中は日曜日』あるいは『黒い仏』ということに、やはりなると思う。でも、個人的にはいくらか力の抜けた『美濃牛』の洒脱さが好きでした。「完璧な本格ミステリ」なんて、実際には殆ど空想の産物なので、どこかほどほどのところで妥協して、もう1つや2つでも、我々読者を楽しませてくれる作品を出してくれれば、と思うと、ただただ残念です。

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2013年03月24日

「アルカトラズ幻想」島田荘司

アルカトラズ幻想
アルカトラズ幻想島田 荘司

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 久々に御大のミステリを読んでみた。あまりにも歪な構造ゆえに、新人賞に投稿された作品だったら受賞に至ることはまずなかろう、というのが最初の印象。

 謎の猟奇事件で幕が上がり(第一章「意図不明の猟奇」)、これがメインの事件なのかなと思ったら、古生物学に関連する科学論文が登場し(第二章「重力論文」)、第一章で語られた猟期事件は解決。そして、この事件の犯人が監獄から脱獄し(第三章「アルカトラズ」)、正しく「意味不明」と言いたくなる幻想譚に至る(第四章「パンプキン王国」)。どのくらい「意味不明」なのかは、是非、自分で読んで確かめてみて下さい。
 この四章の繋がり具合は、喩えるなら「風が吹けば桶屋がもうかる」。つまり、直前・直後の章とは、一応繋がっているんだが、間に一章挟むと、内容がほぼ乖離している。つまり、第三章に対して、あの第一章である必然性は殆ど皆無だし(必ずしも、アルカトラズに送られる囚人は、あんな猟奇事件の犯人である必要はない)、第四章と第二章の関係についても同様。間に二章挟んだ、第一章と第四章なんて、もう完全に別の小説と言っていいくらい、何の関係もない。「起承転結」なんて四字熟語をあざ笑うかの如く、「起転転転」で出来上がった小説なのである。
 一応、ミステリなので、エピローグで「結」は付くんだけど、第一章はどこに行ったんだあ、というようなオチで、「予測不能、驚愕の結末」というオビ文句は全くその通りであった。

 と、こう書くと、不満タラタラなように響くであろうが、読後感はその全く逆で、かなりの傑作という評価。御大の小説の中でもベスト5級ーーとまで言うと、賛同してくれる人は少ないだろうが、個人的にはそのくらいの満足した。
 思い返せば、『占星術殺人事件』にしろ『斜め屋敷の犯罪』にしろ、はたまた『北の夕鶴2/3の殺人』にしろ、御大が書くミステリにおける最大の魅力は、小賢しい計算なんかクソ喰らえと謂わんばかりの無茶(注:褒め言葉である)と、それをカバーして尚余りある豪腕振りにある。その豪腕振りがーー物理トリックについてではなく小説構造に関してという方向性の違いはあれどーー久々に炸裂して、いや、本当に堪能した。ホント、ここまでやってくれると清々しい。

 いびつ過ぎたせいか、今年の本格ミステリ大賞候補としなかった判断は良識的ではあるが、それでも残念である。少なくとも、以前、大賞の候補に挙がった『摩天楼の怪人』よりは遙かに出来がいいと断言出来るので。

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2013年03月21日

TOEICを初めて受けてきた(の後半)

 (前半より続く)

 かくして当日。
 公式問題集(vol. 1)に付いていたCD内のPart 2(リスニングパートでこいつが一番苦手……)の音声を聴きつつ会場に向かう。11時過ぎに、会場の最寄り駅で、軽めの昼食。その後、バス移動にて、11時50分頃に会場入り。
 詳細は端折るが、試験官がグダグダで段取りが悪く(それとも、所詮バイトさんなので、いつもこんなもんなのでしょうか)、定刻より7分遅れで試験スタート。緑のマークシート用紙だったのでマイナー、ということらしい(そもそも2種類も試験問題があるなんて知りませんでしたがな)

 まず、リスニング。
 Part 1は、やはり多少緊張したのか、最初の1問が耳を素通り。ハッと我に返って、慌てて集中。後は順調だったけど、ネットでも話題になっている洗濯機の問題が「???」。最低2問アウト。
 Part 2は、苦手なomsocには、やはり難しかったっす。1/3位、自信なく解答。
 Part 3。Part 2のショックを引きずったか、最初の1セットで意識が飛ぶ。何やっとる、と自分に喝を入れて、後はボチボチ? 「橋が工事中」の問題は、前半部、自信なし。
 Part 4。先読みをリズムに乗って行うことが出来、概ね良好? とはいえ、緊急ミーティングの問題で「この後、何する?」にはやられたように、所々では落としていると思われる。

 続いてリーディング。
 事前に決めていた順序通り、Part 7 DP → Part 7 SP → Part 5 → Part 6で処理。
 Part 7は「難しい」というのがもっぱらの声だが、スルスルと読めてしまった。文章内容は把握出来ても、答えを見つけ出すのにいくらか難儀する質問があったのは事実だし(”supervise”するポストは? には、確かにしばし考え込んでしまった)、その辺りが「難」評価の理由なんだろうけど、公式問題集よりもやり易かったように感じた。
 むしろ、Part 5の方が大変。Part 7をほぼ予定通り(1分オーバー)の56分間で片付け、「これならいける」と思ったら、反射的に解ける問題があまりなく、やられた感が強い。話題の「曜日 + night」は、しっかりnightに引きずられてatを選びましたがな。あと、gaugeなんて出て来たっけ? 金輪際、記憶にない(←酷すぎる)。
 そして、Part 5で手こずったしわ寄せがPart 6。取りかかった時点で、残り時間4分! 超特急で処理を試みると、幸い難しい問題がなく、終了30秒前に完了。やった! と思ったんだけど、ネット情報では「全体を読まないと解けない問題が半数」いうコメントもあり、「そんなタイプの問題、あったかな〜」とガックリ。

 自分の出来具合は別にして、あくまで公式問題集との比較に基づく印象ですが、Part 5が「やや難」な以外は「普通」といったところかなあ(但し、Part 6の評価はアヤシイ)。

 感触としてはリスニングが最低で75問程度、リーディングが80問程度で、800点台には乗っていると思いたい。ネット上の皆さんの「難」評価が正しく、かつもう少し正答数が稼げていると、800点台後半とか900点にギリギリ達していないかなあという淡い期待もある。さすがに「920点越え」は虫がよすぎるか。

 反省点はいろいろある中、リーディングの途中(14時頃)に空腹で、お腹がグウグウ鳴き出したのはマズかった。周囲にいた皆さん、集中力を乱してしまって、ごめんなさい。次回はもう少ししっかりお昼を摂ろう。

 というわけで、今度は4月14日だ。それまでにPart 2をいくらかは改善しないと……。

banner_01.gif← 「試験」というものが十数年ぶりだったので、正直、ぐったりしました
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2013年03月19日

TOEICを初めて受けてきた(の前半)

 TOEIC(第178回)を昨日受けてきた。初受験である。
 以下、受験までの顛末と受験そのものの感想。あまりにいい加減な内容で(本人は本人なりに真面目なんですが)、TOEICをナメ切っているように読めなくはないので、不快に感じられた方がいたら、ごめんなさい。でも、言い訳ですが、仕事がいろいろと忙しかったりすると、そうそう時間が取れないものなんです(そこを何とかして時間を捻出するんだろ、と言われると返す言葉はないですが)。

 仕事の関係で、いくらか英語を使うことがあり、かなり以前から、機会があったらTOEICを受けてみようと思っていたのだが、受けることなく月日は流れ去りーーということで、一念発起して(?)、年初の抱負(の1つ)として「TOEICを受ける」を掲げ、「まずは形から」ということで早々に申し込みだけは敢行。
 申し込んでから、「まずは、どんな問題が出るのか知らないと」ということで、公式問題集を購入。
 
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 上の問題集には2回分のセットが入っており、2回ともきっちり時間を計ってやったところ、揃って「800点台前半〜900点ちょい」という結果に。ならば、ということで、目標は「920点越え」に設定。
 この目標設定、そんなに無謀ではないつもりだった。公式問題集に挑む前は「リスニングがボロボロで、リーディングで点を稼ぐ」という展開を予想していたのだが、やってみたら、逆で、むしろリーディングに難ありな結果に。そして、この「難」の実体が「時間が足りない」というもの。1回目なんか、大問丸々2つ分、考える間もなくカンで答える時間しか残ってなかった。いや、こんなに時間に厳しい試験とは知らず、チンタラ解いた自分が悪いわけなんですが。
 それで、処理スピードを上げる心構え・ペース配分と、多少の訓練で何とかなるんでない? ということで上のような目標設定に。

 さて、時間配分を掴むために買ったのがこれ。

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 そして、きっちり75分を計ってトライ。その際、頭から解くのではなく、まずPart 7の最後の大問から始め、順次遡って行った後、Part 5 → Part 6と解くことにした。で、まあ、何とか時間内に全ての問題に目を通すことが出来る程度にはスピードアップ。正答数も90問ちょいとなり「これならリーディングで450点は越えんじゃね?」といくらか期待を膨らませる。ただ、どうもこの本、公式問題集のセットよりは易しめな気がして、「この本での正答数=本番での正答数」となってくれるのかが不安なところ。
 加えて、準備期間が2ヶ月ほどあった筈なんだけど、なかなか75分まとめて時間を取る機会がなく、2回分をこなしたところで、時間切れーーとなった訓練不足も、不安感に拍車を掛ける。

 とまあ、こんな体たらくで試験当日を迎えたのであった。

banner_01.gif← 誰も期待しない後半に続く
posted by omsoc at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | TOEIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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