備忘録も兼ねた「本の感想目次」はこちら                                           

2016年12月11日

続・ミステリドラマとしての「逃げ恥」(第9話)

 今回はエレベータ内の「人間瞬間出現」がツボ。よく見直すと、直前のシーンで、風見さんに隠されつつ、ちゃんとヒラマサさんが微かに映っているんだよなあ(回転ドアにご注目)。
 「お宝鑑定団」妄想シーン(こっちも、ちゃーんと開いたドアが映っている)と合わせ、もう狙っているとしか思えない。
 さすがに原作にあるネタという気はあまりしないので、脚本と演出の共同作業なのだろうか。それはともかく、このチームなら、あり得ないトリックを無理矢理なカメラワークで成立させる『ジョナサン・クリーク』のようなミステリドラマが作れると思うので、是非。

banner_01.gif← 爆笑は「あっ、破りやすい、この紙」。どこをどう押せば、こんなセリフが作れるんだか
posted by omsoc at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月07日

ミステリドラマとしての『逃げ恥』第8話

 巷で話題沸騰中(らしい)の連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』。
 今更だけど、先週放送の第8話にはやられた。ミステリではお馴染みの場所誤認トリックが炸裂する、なんてことは全く予想してなかったので、不覚にも一本取られてしまった。
 しかも、よく考えると、「(視聴者にはミエミエの)男性側の場所誤認の仕掛け」が「女性側のそれ」を見えにくくさせる構造になっている。つまり、「よくあるトリックを二重に使うことで、仕掛けを巧妙化する」(「誤認」の種類は違うが、似た例として『消失グラデーション』(長沢樹)を思い出した)という高度なワザが使われていて、見直して改めて感心してしまった。
 特に秀逸なのは、館山を遠景で撮ったワンカットの挿入である。これによって、ミスリーディングが効くのと同時に、時間経過も示していて(直前のシーンは洗濯物を干している最中なので、常識的に午前中の筈。それに対して、遠景は夕暮れ時)、みくり嬢が館山から帰還するに十分な時間があることを示す「フェアな手掛かり」にもなっている。これに加えて、彼女の服装に注目すれば、容易に真相へと辿り着ける筈、なのである)。

 原作に元々ある仕掛けなのか、脚本家さんのアイデアなのか、演出側の功績なのか分かりませんが(まずあり得ないと思うけど、もし、ミステリの文脈なんぞ全く意識していない偶然の産物だったら心底ビックリだ)、ともかく一人のミステリ読みとして敬意を表したく、久々に書いてみたーーって、私がボンクラなだけで、賢明なミステリ読みの皆さんには簡単に喝破出来た???

banner_01.gif← ミステリじゃないけど、第7話のメールのやり取りのくだりは思いっきりツボって爆笑した
posted by omsoc at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。