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2008年07月06日

「クローズド・ノート」雫井脩介

クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))
クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))雫井 脩介

角川グループパブリッシング 2008-06-25
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 感動系恋愛小説。
 主人公の女子大生の性格設定が「激しく勘違い女郎」なのがキーポイント。おお、これって、『月長石』なのでは(←全く違います)。
 ごほん。映画があまりにも捻りのない内容だったので、「原作はどうなっとるんだ」と思って読んだのだがーー原作もそうなのかよっ。随所に作者の小説巧者ぶりは伺えるが(前半の文房具屋バイトのくだりは何気に読ませる。また「試し書き」のエピソードには爆笑)、全体としては平凡。但し、最後の「ポエム」については激しく駄作。
 ちょっと調べていたら、元々はネット小説だったそうで、それならそれで致し方ないか。泣かせどころなツボを幾つか配置して、小便カーブ程度の「曲げ」をオチにすれば、読み手はちょっと洒落た小説を読んだ気になって満足。ネットで評判になって、書き手にはそれなりの収入が出来て、こちらも満足。システマティックに「(そこそこ)売れる」小説を作成出来る時代を代表する一作、だな。

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posted by omsoc at 19:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 本(小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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クローズド・ノートのこと
Excerpt: 楽天から検索された商品クローズド・ノート¥ 1,575オススメ度:★★★★著者:雫井脩介出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:単行本ページ数:379p発行年月:2006年01月この著者の新着メ..
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