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2006年04月03日

「特盛! SF翻訳講座」大森望

4327376965特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話
大森 望
研究社 2006-03-12

by G-Tools



 「SFマガジン」に連載されていた本書タイトルと同じタイトルを冠したコラムの大半(+α)をまとめたもの。
 しかし、連載は10年以上前だったため、項によっては「二〇〇六年二月現在の情報を適宜補った」【後記】が末尾に付けられてある。
 その【後記】が一番長いのはどこかな、と思って調べてみると、三の巻の22。ということで、「新しいSF翻訳者が出てこない」という行き詰まった(?)状況を切々と記したこの項こそが、作者が最も主張したかった箇所だ、とあたしゃ勝手に断定する。
 なので、本書の結論は、「若き(特に20代の)SF好きの皆さん、ぜひぜひ本書を読んで、SF翻訳者を目指して下さい」ということだ。立ち上がれ、若人たちよ。以上。

 今となってはSF翻訳者を目指すなんてとてもじゃないけどムリなお歳になってしまった皆さん(含む自分)は、本書を読んで、連載当時の状況を思い出し、郷愁に浸ってみるのがよろしいかと。
 実は、そういう皆さんのために、「二の巻・三の巻の各項を初出の掲載順に読む」という読み方が提案されている。実に素晴らしい提案なんだけど、実行するのはかなり大変、というのが問題。各項末尾には連載回数・掲載年月号が付けられているので、それを頼りにソーティングすりゃいいだけじゃん、と言ってしまえばそれまでだけど、本書からは抜かれてしまった回があったり、2つの項に分裂している回があったりで、ボケ頭の私なんかには訳分からん。提案したからには責任を取ってくれい、ということで、各項をどういう順番で読めば「掲載順に読む」ことになるのかまで、ちゃんと記して欲しかった。
 幸い、公式宣伝ページが存在するので、今からだって遅くはない。そこに、「読者ヘルプ」として、載っけて下さいませんでしょうか > 作者どの。
posted by omsoc at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(小説以外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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