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2016年12月11日

続・ミステリドラマとしての「逃げ恥」(第9話)

 今回はエレベータ内の「人間瞬間出現」がツボ。よく見直すと、直前のシーンで、風見さんに隠されつつ、ちゃんとヒラマサさんが微かに映っているんだよなあ(回転ドアにご注目)。
 「お宝鑑定団」妄想シーン(こっちも、ちゃーんと開いたドアが映っている)と合わせ、もう狙っているとしか思えない。
 さすがに原作にあるネタという気はあまりしないので、脚本と演出の共同作業なのだろうか。それはともかく、このチームなら、あり得ないトリックを無理矢理なカメラワークで成立させる『ジョナサン・クリーク』のようなミステリドラマが作れると思うので、是非。

banner_01.gif← 爆笑は「あっ、破りやすい、この紙」。どこをどう押せば、こんなセリフが作れるんだか
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2016年12月07日

ミステリドラマとしての『逃げ恥』第8話

 巷で話題沸騰中(らしい)の連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』。
 今更だけど、先週放送の第8話にはやられた。ミステリではお馴染みの場所誤認トリックが炸裂する、なんてことは全く予想してなかったので、不覚にも一本取られてしまった。
 しかも、よく考えると、「(視聴者にはミエミエの)男性側の場所誤認の仕掛け」が「女性側のそれ」を見えにくくさせる構造になっている。つまり、「よくあるトリックを二重に使うことで、仕掛けを巧妙化する」(「誤認」の種類は違うが、似た例として『消失グラデーション』(長沢樹)を思い出した)という高度なワザが使われていて、見直して改めて感心してしまった。
 特に秀逸なのは、館山を遠景で撮ったワンカットの挿入である。これによって、ミスリーディングが効くのと同時に、時間経過も示していて(直前のシーンは洗濯物を干している最中なので、常識的に午前中の筈。それに対して、遠景は夕暮れ時)、みくり嬢が館山から帰還するに十分な時間があることを示す「フェアな手掛かり」にもなっている。これに加えて、彼女の服装に注目すれば、容易に真相へと辿り着ける筈、なのである)。

 原作に元々ある仕掛けなのか、脚本家さんのアイデアなのか、演出側の功績なのか分かりませんが(まずあり得ないと思うけど、もし、ミステリの文脈なんぞ全く意識していない偶然の産物だったら心底ビックリだ)、ともかく一人のミステリ読みとして敬意を表したく、久々に書いてみたーーって、私がボンクラなだけで、賢明なミステリ読みの皆さんには簡単に喝破出来た???

banner_01.gif← ミステリじゃないけど、第7話のメールのやり取りのくだりは思いっきりツボって爆笑した
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2010年01月11日

ここ3ヶ月くらいの視聴ドラマ感想

 昨日の某ドラマの感想を不特定多数に向けて発信したいだけなんだけど、それだけではあんまりなので、最近視ていた他のドラマについても一言二言書いてみる。

『最後の約束』:「三振かホームランかの金子茂樹脚本作品」というだけの理由で録画視聴。……三振でも、「ドガベン」の岩鬼みたいに、バットをバックスクリーンに放り込んでくれるような豪快さがあればまだしも、単なる見逃し三振ではなあ。視る前からネタが割れている(地下鉄内で見掛けた番宣ポスターで分かった)時点でアウトなんだが、そもそも企画の出発点がそこにあったと推察するので、ある意味、しゃーない。しかし「後輩なんぞの助けを借りず、全部5人でやってました!」くらいの細工を映像でやってくれないと、このネタはダメだろ。
 脚本もダメなら演出もダメダメで、サスペンスもので、ここまで緊迫感ゼロなのは特筆もの。私の想像では、ジャニーズ事務所からあれやこれやと内容に注文を付けられ、「所詮は嵐のプロモーションドラマだよな」と割り切った制作陣はやる気ナッシング。かくして、こんな創作意欲ゼロな駄作が出来ました、と。
 ついでに書いておくと、嵐の面々の演技もスゴい。特に櫻井。「木更津キャッツアイ」の時と雲泥の差である。なぜか、小堺一機だけ楽しいそうだったのが印象的(単にヤケクソだっただけなのかも)。

『東京DOGS』:昨秋の連ドラナンバーワンはこれ。周囲では「三浦友和がアヤシイ(それじゃ『流星の絆』じゃん)」「バーコードおやじ(失礼!)がアヤシイ(『アンフェア』かよ!)」などなど、諸説入り乱れていたが、そんな小細工を弄さなかった潔さが、まず素晴らしい。加えて、シリアスとコメディの混ぜ加減が絶妙。特に、田中好子と小栗旬のボケ親子問答には何度泣かされたか(当然だが笑って、である)。勿論、メイン3人のやり取りもお見事でした。さすがは「33分探偵」の脚本家である。吉高由里子はどうも受け付けなかったんだが、本作で評価急上昇。「女の子なのに(以下略)」は2009年国産連ドラ名ゼリフ大賞候補かも。

『JIN −仁−』:今更言うまでもないけどラストが酷すぎる。ここまで丹念に積み上げてきた全てを台無しにしてどうするよ。

『ギネ』:「ハヤカワミステリ」で取り上げられているのを見掛けたのでミステリーかと思ったら、全然違っていた(苦笑)。それはさておき、産婦人科の現状を真摯に描こうとした制作側の姿勢は評価したいが、主役の方がねえ。香椎由宇くらいの鉄仮面ぶりを見せて欲しかった。

『相棒』(第8シリーズ):相棒役が寺脇康文からミッチーに代わってどうなるかと思ったが、意外とイケテる。水谷右京とのイヤミ合戦は案外見ていて楽しいです。しかしなー、ミステリー的に冴えた回がないのが残念。強いて挙げると「錯覚の殺人」(脚本・戸田山雅司)がここまでのベストか(世評ではハセベバクシンオー脚本作品の人気が高いようだが、そうでもないと思う)。未見の正月スペシャルも含め、今後の健闘に期待。

『救命病棟24時 〜2010スペシャル〜』:前半の過去映像再編集分で視るのを止めて、後半の新作部分まで辿り着かなかった視聴者が多数いると見た。まあ、新作部分もどうってことのない内容だったので、最後まで付き合った私はバカです。
 
banner_01.gif← 仲間由紀恵『アンタッチャブル』は初回の10分で投げ出した。傑作だったという方はお知らせ下さい
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2009年06月14日

ここ最近の国産ミステリ寄りドラマ

 録画して放置したままだった国産ドラマを大分片付けたので、幾つか感想。

 『ヴォイス』(2009年1月〜3月):ミステリとしてはどうよ、と思わされる数々のエピソードの中に、突然もの凄いクオリティの作品が混じっていて、もうメロメロ。いや、全く何の期待もせずに見ていたので、石橋蓮司が突然死した妻の司法解剖を頑なに拒む回には、心底驚かされてしまった。さすがは、「本当にたまにみんながびっくりするようなホームラン」をぶちかます脚本家・金子茂樹。「ドラマ脚本界のブライアント」(←例え、古すぎ?)という称号をキミに贈ります。

 『帰ってこさせられた33分探偵』(2009年3月、4月):相変わらずのユルユル感を堪能。ただ「何やかんやは……何やかんやです!」の決めゼリフ(?)は聞き飽きたので、別バリエーションを期待したいところ。

 『BOSS』(2009年4月〜放映中):『ヴォイス』同様、ミステリドラマとしてはどうよ、なんだけど、整合性とか現実性とかを無視した確信犯的な演出のセンスがずば抜けて素晴らしい。志田未来がゲストの回は、ゲスト本人の演技に大絶賛(取調室での天海祐希とのやり取りが白眉)、なのは勿論なのだが、それを蹴散らす戸田恵里香の怪演ーー正確には、彼女をにょーんとロッカーから出現させた絶妙な演出。「ここはお化け屋敷か!」とツッコミを入れながら数分笑いが止まらなかったぞよーーに仰天。チャラチャラなキャリア役の竹野内豊(「部下の人生を操るのは上司の醍醐味だ」とか、数々のセリフには爆笑)を始め、他のレギュラー陣もいい味出してて、毎週楽しませて頂いておりやす。

 『名探偵の掟』(2009年4月〜放映中):『33分探偵』のセンを狙いに行って、見事轟沈(と1回見て思い、それ以後、見てません)。原作者は浮かばれまい。取り敢えず、香椎由宇は、水川あさみや麻生久美子@『帰ってきた時効警察』の開き直りと度胸のよさをちったあ見習うべき。

 『MR. BRAIN』(2009年5月〜放映中):ペカペカの秘密基地科警研を見た時点で「超駄作か超傑作」と予測したら、思いっきり前者だった。制作側は「金とキムタクだけ突っ込んで、知恵はつぎ込まない」というスタンスみたいなので、ま、当然と言えば当然の展開か。脱力系な脚本家を登用したにも関わらず、ムリしてマトモなミステリを目指すような支離滅裂な指向性も修正しないとね。

 『相棒(第7シリーズ)』(2008年10月〜2009年3月):「最後3回分がまだ未見」なのだが、今シーズンはどうやら「傑作」な回はなかったようである(最初のエピソードで津川雅彦を葬り去ったのにはちょっと驚いたけど)。「寺脇康文さようなら」には、ビックリな動機を期待していたのに、あまりにも平凡だったしなあ。『相棒』がここまで成長した理由の一つは、「寺脇康文の貢献」だと思うが、その貢献者を外したバクチが吉と出るか凶と出るか。次シリーズの開始を刮目して待ちたい。

banner_01.gif← そういえば、内容が全く思い出せないけど、『キイナ』なんてものもあったっけか 
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2009年01月10日

「Q. E. D. 証明終了」第1回「青の密室」

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 (上に張ってあるのは原作収録巻)

 知人宅にて鑑賞会(?)。
 8割方、原作通りであった(含む、モー娘。高橋愛演じる水原可奈)。「スカイダイビングで空中に飛び出した男が地上に着いたら刺殺されていた」という、謎の派手さではシリーズ中でも指折りな作品を一発目に持ってきた心意気は評価したい。
 けど、細かい伏線とか設定とかを微妙に端折った分(多分、時間的な制約のせいだろうが)、原作の緻密さが失われていたのは残念。特に「被害者と容疑者3名全員が同時に飛び出す」という設定を消してしまうと「被害者と同時に飛び出したヤツが飛び出す直前に刺したのでは」と真っ先に疑われることになるので「密室」にする意味がなくなりますってば。
 とはいえ、「探偵役がわざわざスカイダイビングをする必要はない」という指摘はもっともで、そこを「最初の事件」として扱うことで上手く動機付けしたところにはちょっとしたセンスを感じた。ということで、藤本有紀による今後の展開に期待!?
 
 原作は、同様の「空中密室」を、「早業殺人」で平凡に処理したホックの短編『古い樫の木の謎』(『サム・ホーソーンの事件簿1』 (創元推理文庫)所収)の改良版(「早業殺人」の可能性はキチンと作中で検討され、消去される)。いい出来なんだけど、解剖で死亡推定時刻を調べられると(って調べられてしまうのが普通)トホホなことになるのが惜しい。

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 三が日に見ていたのは伝説の朝ドラ『ちりとてちん』のDVD。全3巻13枚、総時間40時間弱の完全制覇を目論んだのだがーー見込み、甘過ぎ。
 怒濤の如く押し寄せ続ける笑いと涙、伏線張りまくりの構成、ムダのないセリフ運び。一瞬たりとて気が抜けず、すげえ集中力を要求されてしまった。おかげで、2週間分(3時間)見ると、もうヘロヘロでバッタリ。結局、三日間で第1巻を消化するのが精一杯でした。
 ということで「藤本有紀の資質はやはりミステリ向き」と改めて思った次第。原作付きじゃなくて、いっそのことオリジナルのミステリドラマを書かせた方が、その資質が生かされるのではなかろーか。

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banner_01.gif← くどいようだが、『ちりとてちん』はミステリファン必見!
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2008年12月29日

「プロポーズ大作戦 スペシャル」

 再放送(首都圏・12月27日)に合わせて本放送時の録画を今頃見る、という酷い体たらく。
 それはそれとして、連ドラのスペシャルとしては出色の出来だった。これ、始めから続編をやることを計算に入れていたとしか思えないんだがーーというくらい本編ときっちり噛み合っていたのでビックリ。
 メインテーマは勿論「結婚式から逃げ出した花嫁」の後日譚。そこに別カップルのやはり「逃げ出した花嫁」を重ね合わせるというアイデアが絶妙である。そして、本編でばらまいておいたネタを綺麗に使い切ってのフィナーレに拍手。しかし、よもや購買部のおばちゃんまで引きずり出すとは。
 「カップルの片割れが、相手のことを想うがゆえに『秘密』を持つ」というモチーフは最早使い古されたものだが、ここでの「真相」はちょっと新鮮で感動的。ドラマ内の「本当にたまにみんながびっくりするようなホームラン、打つよな」というセリフは、こんな佳作をものする半面、「危険なアネキ」みたいな大駄作もぶちかます脚本家・金子茂樹に贈りたい。

banner_01.gif← 本編もそうだったけど、伏線の張り方なんかはミステリと相通ずるところがあるので、その方面のファンにもオススメです
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2008年12月13日

「七瀬ふたたび」(最終回、NHK・2008年12月11日放送)

 知人宅にて、この最終回のみを鑑賞。
 ……このご時世に、NHK8時枠で原作通りのラストをやるわけにはいきまへんか。でも、あの長広舌にはかなりシラけた。この脚本と演出を見る限りでは、全体的に今ひとつだったのではないかと想像する。

 原作は言わずと知れた大傑作。筒井康隆の実験小説は芸に走りすぎていてちょっと、と思わされることがあるけど、本作ではその実験精神とプロットとが見事に噛み合っており、作者が天才であることがよく分かる。中でも、最終話『七瀬、森を走る』の出来映えは、SFというジャンルを飛び越えており、国産短編小説オールタイムベスト級の素晴らしさと断言する。何がどう素晴らしいかってことは、前作『家族八景』と合わせて、ご自分の目で確かめてみて下さい。ぜひ。

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star何の罪もない人たちを抹殺する、国家権力の不条理さ
star30年の歳月も関係ない、、、

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banner_01.gif← 『エディプスの恋人』は正しく蛇足なので読まなくてもいいですよん

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2008年08月30日

「古畑中学生」(CX系・2008年6月放送)

 録画したまま放置してあったドラマスペシャルを今頃見る・その1。
 元々、「古畑任三郎」シリーズはミステリとしては微妙だよな(少なくとも「刑事コロンボ」と比較するのは、比較すること自体がW・リンクとR・レヴィンソンの最強コンビに失礼なのではないかと)、という見解の持ち主としては、「ま、こんなもんか」というところ。
 もし、

「もっと耳毛のふさふさな人が見つかったんじゃないの」

というセリフと「真相」との整合性を説明出来る方がいらしたらご一報下さい。
 
banner_01.gif← 石田太郎の出演は、やはり「コロンボ」オマージュのつもりなのかなあ

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2008年08月03日

世界探偵小説全集@「33分探偵」

 第1期からは今でも入手可能な『眠りをむさぼりすぎた男』(クレイグ・ライス)が欠けているにも関わらず割と早い内に入手困難と化した『地下室の殺人』(アントニイ・バークリー)の姿が見え、その一方第4期で『道化の死』(ナイオ・マーシュ)がないのはその発売前という時代設定なんだろうかでも『レイトン・コートの謎』(アントニイ・バークリー)までない上に第3期の『警察官よ汝を守れ』(ヘンリー・ウェイド)が紛れ込んでいるのはなぜ?
 など、全然本筋と関係ないところが最大の見所なのであった。(^^

 「次から次へと繰り出される推理に、ガンガン増える一方の容疑者」には爆笑。

banner_01.gif← このドラマ、元ネタはコリン・デクスターです(うそ)
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2008年04月13日

才能の浪費その3:「キミ犯人じゃないよね」第1回

 非常に中途半端なミステリドラマ。「TRICK」とか「時効警察」のように、とことんおバカに徹することが出来れば、まだ良かったと思うが、そこまでの潔さがなかった分、トリックのショボさが殊更に目立つ。「今度こそ絶対見破られない密室を作ってやろう」と思ったというのに、アレはないだろアレは。
 貫地谷しほりにコスプレさせるのがウリの一つらしいが、衣装を様々に変えても立ち居振る舞いが、あそこまで同じではなあ。大体、朝ドラの直後に、何もこんなキワモノなドラマに出なくても。所属事務所は一体どういう長期展望を描いているのやら。

banner_01.gif← ま、一応、第2回も見ます、という方はクリック!

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2008年04月04日

才能の浪費:「被取締役新入社員」(3月31日放送)

 「ちりとてちん」からの流れでつい鑑賞。
 今頃見た、という点だけはすまなく思う。

 それはそれとして、ひでえ駄作だった。これで「ドラマ原作大賞」って……よほどロクな作品が集まらなかったということか。
 タイトルからして訳分からない。ミスぶっこいて、さんざ他の社員からバカにされる役割が「とりしまられやく」って、どういう意味っすか?
 TBSのドラマ制作能力がすごく衰えている、ということはよく分かった。

 貫地谷しほりOFFICIAL SITEから放送当日の絨毯爆撃スケジュールを引用。

 「朝ズバッ!」 3月31日放送 ゲスト出演
 「はなまるマーケット」はなまるカフェ 3月31日 ゲスト出演
 「ピンポン」 3月31日放送 ゲスト出演
 「2時っチャオ!」 3月31日放送 ゲスト出演
 「イブニング・ファイブ」 3月31日放送 ゲスト出演


banner_01.gif← しほり嬢、哀れ過ぎる、という方はクリック!

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2007年11月07日

ドラマ「ガリレオ」にいちゃもんをつけてみる

 単なる連ドラとして見れば、まあまあなのかもしれんが、ミステリものとしてはかなり酷い。
 1話目の冒頭で、原作ではキモとなるネタ(の1つ)をいきなり割っているのには魂消たが、確かにアレは映像化するのが困難なので、こういう思い切った手にでるのもありかな、と一応解釈した。
 んが、今週放送の4話目でも、今度は映像化不能でも何でもないネタを半ばバラすシーンが最初にあって、あれれ、と思った。

 どうも原作にあるネタは冒頭にある程度明かしてしまった上で、オリジナルなネタを加えて勝負、と脚本家は意気込んでいるように見受けられる。確かに、「原作をそのまんま映像化する」というドラマ作りに、私個人は全く意義を感じないので、その意気込みは評価したい。評価したいんだけど、でもオリジナルネタに全然センスがないというのでは困る。今週の4話目で言えば、大学内から平気で自作のサイトにアクセスしている時点でもう気が遠くなってしまった。根本的にミステリってもんが分かってないよ。

 ついでだが、音楽も相当ひでえ。菅野祐悟、どうした。キミのせいではなく、組んでいる福山雅治のせいなのかっ。

 視聴率は悪くないようだが、世のミステリファンの皆さんはどう思っているんでしょう。

banner_01.gif← よかったらクリック!
posted by omsoc at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

2007年1〜3月期ドラマ序盤戦感想

 現実には半分以上が放映済みなので「序盤」もへったくれもないのだが、こちらはまだ1月下旬辺りまで消化してないんだな。
 比較的、積極的に見ているのは「華麗なる一族」「ハケンの品格」「拝啓、父上様」。ボーダーライン上なのが、「今週妻が浮気します」「ヒミツの花園」。別格扱いなのが「相棒」。

 「華麗なる一族」
 1回目がとにかくダメダメで(ナレーションがくどい。同じ曲調で埋め尽くされた音楽がうざったい。どいつもこいつも大仰な演技しかしやがらない)どうなるかと思ったが、慣れたらそうでもなくなった。ていうか、作り手の頓珍漢な勘違いにツッコミを入れながら見ていると結構楽しい。"祖父さん"の肖像画と"将軍"で爆笑させてくれた美術担当の健闘振りに拍手。

 「拝啓、父上様」
 二宮和也のナレーションが、純@「北の国から」とまんま同じなのはどうかと思うが、そこを除けば、まあ何とか。「赤いパンツを買う」という「妄想」一つ取っても、後述の「演歌の女王」と格段の違いがあるのは明らか。

 「ハケンの品格」
 篠原涼子にスーパー能力を与え過ぎた結果、視聴者としては「ま、どうにか彼女がするんだろうから、どうでもいいや」という感慨しか抱けない。それでも、今クールの中では、まだ継続して見る気がしてくるのは何故だろう。
 小松政夫がメインの回はちょっと凄いと思った。さりげに「役立たずはやっぱり役立たずでしかない」というオチに持って行ってしまうとは。

 「今週妻が浮気します」
 「今週」から始まって「明日妻がーー」「今日妻がーー」「先日妻が浮気をしました」とタイトルを変えていってみたらどうかと思った。うそ。
 一応、まだだらだら見てます。

 「ヒミツの花園」
 内容を云々する以前に、真矢みきのキャラクター設定を間違ったのが敗因のような気が。見ていてこっちがツラくなるんですけど。とか言いつつ、まだ見てます。

 「演歌の女王」
 見事に大コケして制作側はさぞかし頭を抱えていることだろう。森絵都パクリの報いだね(まだ言うか)。
 前クールの「役者魂」もそうだったが、とにかく妄想パートが余計。あんなどうでもいい使われ方な、福田麻由子が哀れ過ぎ。成海璃子が何とかしてくれないか、と期待してみたけど、彼女一人の力でどうにかなるものでもなかった。4回目半ばで脱落。
 段田安則演じる事務所社長の設定は、実在の誰かさんを揶揄しているとしか思えないんだが……日テレ、やるなあ。

 「エラいところに嫁いでしまった」
 面白い人には面白いのかもしれないが、谷原章介演じる夫の優柔不断っぷりと、松坂慶子演じる姑の「善意であれば何でも許される」と言わんばかりの「傲慢」ぶりにイライラする性質なんですわ、あたしゃ。精神衛生上よろしくないので、2回目で脱落。

 「きらきら研修医」
 齧歯類系顔した小西真奈美が「うさ子」という所だけ笑った。初回30分で脱落。

 「相棒」
 正月放送の特番が凄かった。下手なサスペンス映画よりも遙かに見事な脚本で、このまま埋もれさせてしまうのは勿体ない。再放送があったら、ミステリ好きは必ず見るべし。
posted by omsoc at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

2006年10〜12月期ドラマまとめ

 一応、最後まで見たのは5本。もっとも、うち1本は全7回だったおかげで何とか最後まで保ったので、実質4本と言うべきかもしれない。
 「真面目に描こうとすると大変なところは描かない」のが今クールの特色。真面目にやってシビアな話を展開したところで、視聴者は付いて来ず、視聴率は無惨なことになるのがオチ。だったら、適当なところで甘めな話にしちゃった方が無難だよねーーというある種の営業的判断とは思うけど、物足りなさがやたらと残ってしまった。

 「セーラー服と機関銃」
 作り手演じ手が盛り上がれば盛り上がる分、見る側はどんどん白けていく駄作の見本。初回だけ見事な出来栄えだったんだが、あれは何だったんだろう。
 基本的に原作に沿っていながら、何もかも台無しにした脚本はある意味スゴイと思った。ラストなんか、語りの順序を変えただけであそこまでダメダメに出来るーーというのはちょっとした発見ではあった。原作ファンが抗議の電話をじゃんじゃん掛けてもTBSに反論の余地はないとは思う。テンション上がると甲高い声できゃーきゃー喚くだけの長澤まさみも酷い。演出は、多少は演技指導してあげよう。

 「のだめカンタービレ」
 2話目くらいで慣れたせいか違和感なく見られるようになったが、そのうち厭きが来た。まあ原作の「ものまね」としてはよく出来ていたと言うべき? 「パリ編」もやるつもりなのかね。

 「14才の母」
 「大変なところはスルー」作品その1。室井滋演じる「15才の父」の母が幾度か主張していた「世間の冷たさ」が殆ど見えない上に、「ここからが大変なんでしょうが」というところで話が終わってしまって拍子抜け。まあ、これはこれでアリだとは思うが、「社会派」には分類したくないよな。
 志田未来が、教室の前に立ち、クラスメートに向かって「子供を産むために退学します」とか演説をぶつシーンで、バックの黒板の上に「質素な心で勉学に励みましょう」という標語が貼ってあるのには、ひっくり返った。「女王の教室」もそうだったが、日テレドラマの貼り物はいいセンスしている。
 ま、それはそれとして、田中美佐子が美しかったのでよしとしよう。

 「僕の歩く道」
 「大変なところはスルー」作品その2。出てくる皆さんがいい人過ぎて、真実味を感じなかった。甘いメルヘン、と割り切れば、そこそこの出来?
 ま、それはそれとして、本仮屋ユイカが可愛かったのでよしとしよう。

 「Dr.コトー診療所2006」
 「大変なところはスルー」作品その3? 時任三郎の借金エピソードに対して踏み込みが足りないのはともかく、桜井幸子のエピソードの落とし所には愕然。現実に全くあり得ない展開ではないけど、でも、けど、ねえ。あそこで、一気に気分がしぼんで、その後はどうでもよくなった。
 ま、それはそれとして、蒼井優が綺麗だったのでよしとしよう。

 (番外)「相棒」
 打率は悪くないんだけど、足で稼いだ内野安打が多い印象で、たまにはスカッとした当たりが欲しいな、と思っていた。すると、年内最後の回がガツンと一発、外野フェンス直撃の猛ライナー。ハードボイルド・パロディと見せ掛けておいて、しっかり本物のハードボイルドでもある、という脚本が軽妙。これを書いたのは誰だ、と思ったらあの戸田山雅司だったので、ある意味、納得した。私立探偵役を高橋克実に振ったのもナイス。再登場を熱望。
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2006年10月25日

2006年10〜12月期第1回ドラマ感想

 今頃「第1回」なのかよ! 
 という自分へのツッコミは毎度のことだが(実際は、一部、第2回まで視聴済み)、ま、それはそれとして、今クールは「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式に手当たり次第にトライして、ダメなものを切っていくという方針を取ることにした。
 結果としてーー何と10本も見たのか! おお、我ながらビックリだ。
 既に4本は脱落決定なので、残すはあと6本。どこまで自然淘汰が進むことやら。
 さすがに、前クールのような「最終的に生き延びたのは1本だけ」という事態は何とか避けたいものだが……はてさてどうなることやら。

 以下、一応、今後の期待度の高い順に感想を並べた。

 「Dr.コトー診療所 2006」
 前作のテイストを崩さない、ガチガチの堅実さ。ここまで手堅いと、ちったあチャレンジ精神があってもいいのではーーなどと毒づきたくもなるのは野暮ってもんか。まあ、安心して見ていられる。

 「のだめカンタービレ」
 原作をほぼ忠実にドラマ化。取り立てて見所もないので、原作読んでいれば十分。おもちゃの飛行機が醸し出すチープ感にげんなりしたので、あたしゃ、もういい。
 と第1回を見た時点で思ったのだが、第2回をうっかり見てしまったら、結構いい出来かも、という気がだんだんしてきた。見慣れたせいか? 上野樹里(の人形)の痛め付けられ映像が素晴らしい。

 「相棒」
 めでたく?「トリビアの泉」が終わったので、噂だけ聞いて、以前から気にはなっていた刑事ドラマを視聴。
 ドラマとしての出来は「良くも悪くもテレ朝」だけど、ミステリとしては結構きちんとしていた。独創性の高いネタとは言い難いけど、あからさまに無理なことをやってない分、「TRICK」とか「古畑任三郎」(の半数以上の回)よりいい。
 第1回で言うと、最初の事件が全体に有機的に絡んでないのは弱い。でも、最後の最後でちょっとした仕掛けが炸裂したのに「おっ」と思わされた。
 ミステリ好きなら見て損はないと思う。って、普通のミステリ好きはとっくの昔に見ているのかすいません。

 「セーラー服と機関銃」
 堤幸彦テイストな演出や、面白くも何ともない小ネタ(「赤川学園」とか「8940」とか。この辺も堤チック。ついでに刑事コンビも「TRICK」風だったな)はどうかと思ったが、全体的には、意外と悪くない出来ーーと第1回は思ったけど、第2回で評価急降下。やっぱりちゃんと脱いだからこそ組長として認められる、というのが然るべき流れってもんでは。
 という次第で、見続けるかどうか微妙な状況。もっとも全7回らしいので、それくらいだったら見続けてもいいかも。
 別に「星泉が歌手デビュー」とかいう内容じゃないんだから、主題歌を歌っているのは長澤まさみでいいんじゃないの。「タイヨウのうた」のせいで、何か勘違いしてないか > TBS

 「僕の歩く道」
 関東地区では先日まで前作の「僕と彼女と彼女の生きる道」を放送していたが、そっちの方が圧倒的に面白いってのはどういうこと? さりげないリアリティが欠落して、作り手がやり易い「記号」(ex. 草K剛の「いかにも自閉症」的な演技)で全体を埋め尽くしている印象だな。
 しかし、前作も出だしはボチボチ、という印象だったように思うので、本作も徐々に盛り上がってくれることを期待しておく。
 ヒロイン役が香里奈というのはかなり謎。事務所のごり押しか何かか? また、極楽・加藤が演じる医者は腹黒い人にしか見えない。

 「14歳の母」
 阿久津センセーの薫陶空しく、私立中学に入った志田未来ちゃんは、成績低空飛行。挙げ句の果てに、うっかり孕んじゃいました、ってか。
 ま、それはそれとして、あれだけでやることやっちゃうのかよ。年端も行かないボケガキが何やってんだか、と、あたしゃ、呆れるしかない。
 こんな批判にお応え出来る展開を、井上由美子はちゃんと用意していると信じたい。

 「嫌われ松子の一生」
 第1回を見た知人が「意外と悪くない」と教えてくれたので、第2回を試しに見てみた。確かに健闘していると思った(特に内山理名)。
 でもなー、「Dr.コトー」とかぶっているので、かなり無理しないと物理的に視聴出来ないんだよなー。そこまで頑張るほどでもないんだよなー。
 うさんくさい役を立て続けに見事こなす北村一輝はご立派。個人的に好感度上昇中。
 
 「役者魂」
 君塚良一は既に才能を使い果たしてしまった脚本家なので、今さら何を期待するでもないけど、面白くも何ともない「空想小咄」で時間を稼ぐのは止めた方がいいと思う。話の流れを阻害しているぞよ。
 第1回以降、見ない可能性大。

 「鉄板少女アカネ」
 いかにもマンガ的な演出と脚本。第1回は最後まで頑張って見たけど、もう見ない。

 「たったひとつの恋」
 30分くらい我慢したが、限界……。
 昔の月9みたいなドラマって、まだ需要があるんだろうか、あるのかな、あるのかね。
 北川悦吏子センセーは90年代をまだ生きておられるようなので、共にタイムスリップしたい方はどうぞ。
posted by omsoc at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

2006年秋の改編期ドラマスペシャル

 いくつか観たので、簡単に感想を。

 「電車男DELUXE 最後の聖戦」
 北村一輝のバカ演技が素晴らしかった。
 伊東美咲は中山美穂に何か似てきたような気がする。

 「喰いタン スペシャル 〜香港全部食べちゃうぞ編〜」
 市川実日子見たさに視聴しただけ。
 内容は予想通り、連ドラ放送時同様グダグダだった。
 しかし、「パート2」って、本気かよ。

 「Ns' あおい スペシャル」
 「もし続編があったら観るかも」と以前書いたから、という理由で視聴(うそ)。
 「平均水準的な医療系ドラマ」という連ドラ時の評価と変わらない出来だったので、まあ、よかったんではなかろうか。
  石田ゆり子は「Dr.コトー」の時の女医役そのまんま。役者として、いいんだか悪いんだか……。

 「アンフェア the special コードブレーキングーー暗号解読」
 後付でひねり出した(としか思えないが)割には、まあ悪くないストーリーだったと思うべき? しかし、これを観て、映画まで観たくなる人っているのかねえ。
 縁なしメガネ姿の江口洋介は趣味悪過ぎ。もっとも、「嫌らしいインテリ」という雰囲気を狙ったんだったら、これはこれでいいのかも。
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2006年10月01日

「アンフェア」(2006年1〜3月放送)

 本放送時に録画してほったらかしていた分を一気に消化。予想外に面白かった。中盤過ぎまでの、先の見えない展開。「次回も見ないと」とつい思わせる毎回のラストは、実にお見事。1話完結形式ではないミステリ系連ドラにおいて、全体の整合性を求めるのはムダなことは視聴者だってとっくに学習済みなので、これくらい「後は野となれ山となれ」とばかりに開き直ってくれた方が、見ている側は楽しめるわな。
 ただ、2時間サスペンスよろしく、キャスティングで犯人の予想が付いてしまう、ってのはどうにかして欲しかった。また、あまりにあまりに単純なミスが見られたのもマイナス。例えば、株を「12億円で約6千万株」買っただと? 1株当たり約2円?

 木村多江が自分のことを「おねえちゃん」と呼ぶシーンがあり、なんて蛮勇な脚本なんだ、と思っていたら、それと相前後して、吹石一恵が「(自分のことを呼ぶのに)おばちゃんでよくってよ」とか言うCMが入っていたことに、爆笑。意図してこうなったのだったら素晴らしい。
 「加藤雅也が連ドラレギュラー」なんてことは、今やそうそうないのに、またもや篠原涼子とセット、というのは何?
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2006年09月24日

2006年7〜9月期ドラマまとめ

 と言っても、1本しか見てなかったので、全然「まとめ」じゃない……。

 「結婚できない男」
 2006年ではベスト級のドラマだった。
 阿部寛の評判が頓に上がっているようであるが、上田@『TRICK』の延長上にある演技で、これは想定内。
 予想を遙かに超える活躍を見せつけてくれたのは、夏川結衣じゃ。最初はなんつう地味なキャスティングかと思ったが、どうしてどうして、脚本・演出・阿部寛を全て飲み込む大活躍。ほんの少し前まで、綺麗どころ担当だったはずの彼女が、こんな汚れ役微妙な年代の役柄を見事にこなすとは。殆ど二重と化した顎といい、てっぷりとした首(国仲涼子のそれと比べてみよ!)といい、外見の中年化を逆手に取ったロバート・デ・ニーロばりの肉体改造を成し遂げた辺りに、役者根性を垣間見た気がする。変人男の毒舌と渡り合い、年下の同性からの無意識の迫害に耐え、でも時にはヒステリーを起こしーーああ、こういう夏川結衣をまた見てみたい。夏川結衣登場シーンだけ集めたDVDを出してもらえないものだろうか。
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2006年08月19日

2006年1〜3月期ドラマまとめ

 ついでに、今年の1〜3月期の連ドラも片付けた……って、今頃かい。
 実は「アンフェア」が未視聴のまま、丸々残っているのだが、まあいいか。そのうち、「anego〜アネゴ〜」同様、ふと思い立って見る日が来るかも(そういえば、これも篠原涼子主演作品だ。単なる偶然?)

「西遊記」
 確か4回目で脱落した。でも、視聴率は悪くなかったんだよなあ。やはり、見る側の問題なのか。

「Ns' あおい」
 「医師として優れた能力を持っていることが明確に示されない。最終回はいともあっさり転向してしまう」という西村雅彦の描き方はかなり疑問。また、「ケツアツチェック」されてあの程度の反応で済ませる子はいないでしょ、と言いたくなるセクハラに対する制作側の意識のなさが透けて見えた辺りもどうかと思ったが、それらを除けば、まあ、平均水準的な医療系ドラマ。視聴率的にはかなり厳しい結果だったが、もし続編があったら観るかも。序盤・中盤は杉田かおる、終盤は片平なぎさの存在感が際だっていた。ところで、看護師の1人の姿が途中で見えなくなったけど、病気降板か何かか?

 「神はサイコロを振らない」
 脚本(原作も?)が平々凡々じゃあ、俳優陣がいくら頑張ってもどうしようもないよな。
 小林聡美は当然として、ともさかりえ・山本太郎・武田真治辺りの意外な活躍振り(失礼!)が拾い物ではあった。

 「白夜行」
 「人、殺す知恵あんのに、自首する知恵、ないはずがない」を始めとする幾つかの名台詞や、刑事の笹垣と私立探偵を同一人物とといった原作の改変処理など、脚色にそこかしこ優れた工夫が見られたのはポイント高い。しかし、作り手が主人公達に同情してしまっているような演出が、見ていて何とも居心地が悪かった。原作のように、ドライな視点で描くことで、彼らの生き様が際だって来ると思うんだけどな。それとも、ここまであからさまな描き方をしないと、イマドキの視聴者は、このストーリーをどう解釈したらいいのか分からないだろう、という教育的配慮のつもりなのか?

 「喰いタン」
 東山紀之のヤケクソな戯画調演技は良かったが、それに全体が支配されてしまってグダグダになってしまったような印象。原作は最新2冊分くらい未読なので確実ではないが、オリジナルネタが結構目に付いたように思ったが、それがよかったのかどうかは、また別の問題。
 市川実日子の飄々とした演技っぷりはユニークなので、また、どこかで使ってあげて下さい(> プロデューサーの皆さま)
posted by omsoc at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「anego〜アネゴ〜」(2005年4〜6月期放送)

 大昔に録画するだけ録画して放置していたTV番組を整理している最中、何とはなしに見始めたらズルズルとハマって見続けてしまった。
 不覚。どうしてこんな出来のいいドラマをうっちゃらかしていたのだろうか。いい加減結婚しようと奮戦する気っぷのいい三十路OLを好演する篠原涼子が素晴らしい(最終回のブリブリ振りだけは、鼻についたけど)は勿論だが、異常妻を演じたともさかりえが予想外の健闘でちょっと驚かされた。
 オーソドックスな中に一工夫凝らした演出にも見るべきところは多い。例えば、字幕を使って登場人物の心の声を表す、という技法はそこそこ使われる。そこをちょっと捻って、赤西仁演じる新人社員の「心の声」にモザイクを掛けた上で、篠原涼子の「心の声」に「ああ、読めない。これがオバサンの限界か」(大意)と言わせたのには笑った。
 今、放送中の「結婚できない男」の女性版ーーという例えはあまり適切でないかもしれないが、あちらを面白がれる人には、こちらも結構お勧めかと思う。

 原作者の林真理子を、あたしゃ、あまり好かん(直木賞受賞作くらいは読んだが、ごリッパな発言が目立つ割には、別段、大したことのない小説だった)ものでねえ、いうのが、ほったらかしていた一因なのだが、原作者の評価も改めた方がいいかしらん。もっとも、amazonの紹介を見る限りでは、ドラマと原作とでは相当雰囲気が違う(ドラマはコミカルな要素もかなり含まれているが、原作にはそれはなくホラー色で一面べったりな内容っぽい)ようなので、脚本家の中園ミホを讃えるべきなのか。

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 そういえば「HERO」のスペシャル(7月放送)も消化。「ああ、キムタクですね」としか言い様がない。続編制作に色目たっぷりな落とし所はショボ過ぎ。
 再放送していた連ドラ版も録画してあったので、3回分くらい見たけど、これもあんまり。キムタクの格好付けたセリフに失笑連発。様式美を誇る彼のドラマの中でも最低レベルの作品なのではなかろうか(本放送当時に見ればそうでもなかったのか?)。
posted by omsoc at 03:58| Comment(0) | TrackBack(1) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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