備忘録も兼ねた「本の感想目次」はこちら                                           

2010年01月06日

「シザーハンズ」

シザーハンズ (特別編) [DVD]
シザーハンズ (特別編) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2008-10-16
売り上げランキング : 1202

おすすめ平均 star
star雪の降る日に思い出す映画
star冬に見たいファンタジー

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 ジョニー・デップ来日記念という理由で鑑賞。って、一体いつの話じゃ。
 こほん。切ないストーリーと映像美の組み合わせが見事に嵌って、確かにこれはちょっとした佳品。制作から20年近くを経たというのに、内容に古臭さを感じないのもなかなかである(アメリカの生活風景描写は除く)。

 観ている間、連想していたのは『A.I.』 。ただ、あちらはピノキオで、こちらはフランケンシュタイン。ということはピノキオとフランケンシュタインの物語構造が似ている、と解釈すればいいのかな?

 『A.I,』絡みで続けると、ファンタジー(ピノキオ)をSF寄りに引っ張ったスピルバーグ&キューブリック。対してゴシックホラー(フランケンシュタイン)をファンタジー寄りに引っ張ったティム・バートン。元ネタを得意ジャンルに引き寄せてしまう各監督の趣味が窺い知れるようである。
 「ファンタジー」「SF」「ホラー」、この3つは地続きなので、上記のようなジャンル分けに基づく解釈は無意味かもしれないが、とまれ、この文脈でさらに話を続けると、ゴシックホラーではなくモダンホラー(スティーブン・キング『秘密の窓、秘密の庭』)を原作とした『シークレット・ウインドウ』はどう処理されているのかなあ、と興味は膨らむ。
 しかし、そんな小賢しい妄想は忘れて、素直に「泣ける恋愛映画」と思って受け止めるのが正しい姿勢だろうな。観るのに最も相応しい時期であろうクリスマスは終わってしまったけど、可能であれば雪降る夜なんぞに、一人で鑑賞して下さい。

banner_01.gif← 『パブリック・エネミーズ』のポスターで、ジョニー・デップの素顔をようやく把握出来ました!?
posted by omsoc at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

「死刑台のエレベーター」

死刑台のエレベーター
死刑台のエレベータールイ・マル マイルス・デイヴィス ロジェ・ニミエ

紀伊國屋書店 2006-06-24
売り上げランキング : 23765

おすすめ平均 star
star超一級サスペンス
starマイルスのトランペット、ルイ・マルの演出、モーリス・ロネとジャンヌ・モローの演技、全てが完璧に繋がって、、、。
star傑作です

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 泣く子も黙るサスペンス映画の古典的名作。20年近く前に文藝春秋が企画したアンケート(『大アンケートによるミステリーサスペンス洋画ベスト150』(文春文庫・絶版)参照)では第5位にランクイン。そんな作品を今日の今日まで見てなかったとはすいません。

 さて、私のような不届き者であっても、原作本(創元推理文庫・現在品切れ)の表紙にも使われている有名な写真を目にしたことが一度や二度ではないし、この映画のテーマが「閉じこめられたエレベーターからの脱出劇」ということくらいは知っている。もちょっと詳しく書くと 「主人公は首尾良く殺人を行ったが、致命的なミスを犯したことに気付く。ミスを隠滅するために殺人現場に舞い戻ったが、途中でエレベーターに閉じこめられてしまう。このままでは自分の犯した罪が露見してしまう。焦燥の募る中、男は自力でエレベーターからの脱出を試みるが……」というのが世間的に知られているであろう大まかな粗筋。
 が、この粗筋、ウソではないけど、本気にして「緊迫感溢れる脱出劇」なんぞを期待すると、とんでもないことになる。映画の大半は、エレベータに閉じ込められた男を探し夜の街を彷徨い歩く愛人(ジャンヌ・モロー)と、男の車を盗んで好き勝手暴れるカップルの姿を映すことに費やされ、ではエレベータの中で何が起きているかというと、男は脱出をあきらめて朝まで寝呆けているという――マジなんだかオフビートを狙っているんだか、さっぱり分からない。さすがはフランスミステリ。こちらの常識は一切ひっくり返してくれる展開は、ある意味期待通りというべきか。
 ま、そもそも話の端緒となる殺人自体が破綻していて、あんな大通りに面したビルの壁面にロープぶらさがっていたら誰か気付くだろ、ってんで証拠を回収に行ったところで今さら手遅れ。フィニッシングストロークを狙いに行ったと思しきラストシーンのなまくらな切れ味も苦笑する他ない。制作当時の「名作」も今となっては珍作、という時代の流れを実感するには最適な一品。

banner_01.gif← 同じフランス映画なら『太陽がいっぱい』の方が遙かに素晴らしいかと
posted by omsoc at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

「逆転」

 ポール・ニューマン追悼鑑賞。
 この映画における彼の役どころは、ノーベル賞を受賞して(!)その授与式出席のためにストックホルムを訪れた小説家。受賞者が揃ったホテルで、ちょっとしたことから陰謀の臭いを嗅ぎつけるのだが、周囲は「荒唐無稽だ」と言って信じてくれない。自分が言っていることが正しいことを示そうと奮闘するうち、小説家は哀れ陰謀の渦中へと飛び込んでいくことになる。
 冷戦まっただ中な時代(1963年)に制作されたエスピオナージュなので、内容は陳腐といえば陳腐。展開に思いがけないものがあるわけでもなし(ちょっとは驚かされた箇所はあるけど)、特撮は稚拙なだけだし。なのに、なんで、こう楽しく見ることが出来てしまうのか。今のアクション系映画は「うわー、CGでこんな映像も作れるんだ」と作り手側が楽しんでしまって、観客側を楽しませようとする意識が希薄化しているーーそんなことをふと思った。
 サスペンスとユーモアがない交ぜになっている辺りはヒッチコックをちょっと彷彿とさせる。「サスペンス? ユーモア? んなもんどうでもいい」という方も、ポール・ニューマンの"ちょいワルおやじ"っぷりだけで十分楽しめるはず。ということで、もし未見の方は是非、と言いたいところなんだが、今調べたら、この映画、DVD化されてないのが分かってびっくり(IMDbの掲示板でもネタになっている)。TVで放送されたものを録画したDVDを貸してくれた知人には深く感謝したい。

banner_01.gif← 原題"The prize"をなぜこう訳したのかはかなり謎
posted by omsoc at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

「崖の上のポニョ」

 まずは劇場版パンフレットから監督のオコトバを抜粋。

 (CGを使うと:引用者註)1枚の絵を描くには大変手間がかかるのです。それは違うんじゃないかと思い、濃密になりすぎた画面をすっきりさせて、アニメーションというのは動かしていくんだというところをもう一回取り戻したいと思ったのです。(略)
 三鷹の森ジブリ美術館の短編映画は既に6本あるのですが、絵を動かすという初源に戻ろうとやってきました。その経験を踏まえて、今回思い切って劇場ものに挑んだのです。線の少ないキャラクターにし、単純なストーリーと、登場人物も減らしています。
 (略)
 波を1枚描くだけでくたくたになってしまうような動画じゃなくて、自由自在にこんなに簡単でいいんだろうかという波が描けたらいいなと思いました。(略)

 「歳取ってもう疲れたので、面倒な作業は極力減らして、テキトーに(?)やらせてもらいました」という開き直りを、宮崎駿らしいヘリクツで正当化した名文。実際、絵もストーリーも30年位前のTVアニメに逆行したかのようで、実写映画だけでなくて、アニメーション映画にまでレトロブームがやって来たのかと思った。こんな好き勝手に作ったものでも興収で200億近く稼ぐのだから、世界のミヤザキ、恐るべし。
 「人面魚の存在をあっさり受け入れてしまう、この映画内世界の構造がよー分からん」という気がせんでもないけど、前作『ハウルの動く城』の世界の方が、遙かに訳が分からなかった(し説明もなかった)ことを思い出すと、そう目くじら立てなくてもいい気もしてくる。プロットの他愛のなさも、例えば黒澤明の『夢』なんぞと比較すればむしろ微笑ましい(もっとも世界のクロサワの方が2つばかりご高齢であったことは考慮すべきかも)。とまれ、偏屈オヤジが老境に至って作った映画としては上々ではないだろうか。

banner_01.gif← 「オリンピックイヤーには宮崎駿を」という方向で今後も頑張って頂ければ

posted by omsoc at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

 途中で急激な眠気に襲われた。だって、セルフ・パロディでしか笑いを取れないんだよ、これ。
 でも、シリーズ完結編だと思い込むと、そう悪くない作品かも、という気がしてきた。
 ケイト・ブランシェットにだけは、ちょっとビックリ。

banner_01.gif← いえいえ、第5作を期待してます、という方はクリック!

posted by omsoc at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

才能の浪費その2: 「笑う大天使」

笑う大天使(ミカエル)プレミアム・エディション
笑う大天使(ミカエル)プレミアム・エディション上野樹里 関めぐみ 平愛梨

ジェネオン エンタテインメント 2006-12-22
売り上げランキング : 15277

おすすめ平均 star
star期待はずれ。
star映画を見ての感想です
starみなきゃよかったよ…

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 って書いてみたけど、上野樹里に才能があるのかどうかは、私にはよく分からん。

 ま、それはさておき、これを作った連中はすごく勇気があるなあ、と心底感心。ここまで原作ファンを敵に回す「映像化」もなかなかないだろう。これに匹敵出来るのは、素晴らしい珍作振りを発揮したあの『模倣犯』くらいか。

 amazonでのレビューが星1つだらけなのに納得出来る逸品。とにかく時間の無駄なので、「怖いもの見たさ」であっても見ないことを強く推奨。

banner_01.gif← それでも見たい、という奇特な方はクリック!
posted by omsoc at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月08日

「アンタッチャブル」

アンタッチャブル(通常版)
アンタッチャブル(通常版)ケビン・コスナー ショーン・コネリー チャールズ・マーティン・スミス

パラマウント ジャパン 2006-04-21
売り上げランキング : 845

おすすめ平均 star
starあまりのカッコよさにしびれました!
starアルカポネ
starデ・パルマの独創性満開!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 こいつら、無茶苦茶。死体損壊はやらかすわ、無抵抗のヤツを怒りにまかせてビルから突き落とすわ、犯罪者相手だったら、何やってもいいのかっ!
 てなことに、後から思い至るのだけど、観ている間はそんなことは全く気にならない。久し振りに観たが、改めて傑作だと思った。

 絶頂期直前のケビン・コスナーに、枯れた演技で渋みを見せつけるショーン・コネリー(実際、本作でアカデミー助演男優賞受賞)。ここに、売り出し始めたアンディ・ガルシアが加わって、何ちゅう面子を揃えたんじゃあ。とどめとばかりに、あまりカッコイイとは言い難いチャールズ・マーティン・スミスが、実は一番カッコイイ(と思えなくもない)というこの配役の妙。
 と来たところに、エンリオ・モリコーネの音楽(どことなく『ニュー・シネマ・パラダイス』のそれを思い出させる節回しなのはご愛敬)により、カッコ良さ5割増。こりゃ、amazonのコメントにもあるように、底抜けにシビレましたがな!

 ブライアン・デ・パルマの演出も光る。その一例は、有名な『戦艦ポチョムキン』のオマージュだ。乳母車のカタンカタンという音が非常に効果的で緊迫感が高まる。引用を単なる引用で終わらせない辺り、さすがは鬼才である。

 さてさて、続編の方の出来は如何に……。
 
banner_01.gif← この頃のケビン・コスナーはキアヌ・リーブスに似ている、という方はクリック!
posted by omsoc at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

「マリー・アントワネット」

マリー・アントワネット (通常版)
マリー・アントワネット (通常版)キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント

東北新社 2007-07-19
売り上げランキング : 959

おすすめ平均 star
starどう見せたい?
star評価のしようがない
star退屈でした

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 気まぐれで鑑賞。
 ……「人生の浪費」ってえのは、こういう映画を観ることを指すんだな。

 『スパイダーマン』だけかと思ったら、またしても透け乳首なのか、キルスティン・ダンスト。本人の趣味か? それとも、「一度やれば、何度でも同じ」と周囲が考えるのか? 謎。

 「上品なお姫様」を目指すよりは、『アマデウス』みたいに甲高く下品に笑う方向の演出が適切だったと思う。
 というか、「B級ホラー映画で、真っ先に殺されるバカップルの片割れ」が絶対お似合い。是非やらせてあげて下され > 関係各位

   透け乳首 ないよりあった ほうがまし

banner_01.gif← 季語は夏ですか、という方はクリック!

posted by omsoc at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

「タッチ」

タッチ スタンダード・エディション
タッチ スタンダード・エディション長澤まさみ 斉藤祥太 斉藤慶太

東宝 2006-03-24
売り上げランキング : 28869

おすすめ平均 star
star時々見直す映画
starダイジェスト
star1つです

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



 「あんな幼馴染みがいたらなあ」という妄想の具現化、ということだったら、これだこれ。
 
 原作の内容は、どちらかというと女性ウケする内容ではないかと昔から思っているのだが、どうか。
 そうであれば、こんな「長澤まさみプロモーション映画」にしてしまうのは、やっぱダメじゃねーのか。もうちょっとイケメンを据えて(斉藤兄弟は悪いが二の線というよりは三の線向け)、本来狙うべきターゲットに合わせないと。

 とか一応批評っぽいことを書いてみたけど、「タッチ」に何の思い入れもないせいか、単なるアイドル映画だな、くらいのことしか思わんった、実のところ。

 それはそうと、若槻千夏は何だったんだ。あんな意味不明でやっつけ仕事的に作られたとおぼしき役を割り振られたんじゃあ、そりゃ、芸能界に嫌気も差すだろうて(って違うか)。

banner_01.gif← 長澤まさみより若槻千夏、という方はクリック!
posted by omsoc at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

「スパイダーマン2」

スパイダーマンTM2
スパイダーマンTM2トビー・マグワイア.キルスティン・ダンスト.ジェームズ・フランコ サム・ライミ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-10-17
売り上げランキング : 11680


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 さらにうっかりして、こんなものまで観てしまう。
 これ、完結編で「主人公の妄想でした」という夢オチが明かされる、という展開になるんだよね?

 「あそこまで透け乳首見せまくりの幼馴染みがいたらいいなあ」なんてのは、小学生並みの性欲ズル剥けな発想だが、それを映画で具現化してしまうとは。しかも、「1」でも同じことやっているのに。これをやりたいがための「実写化」なのか、と邪推したくなるほどのしつこさだ。
 ハリウッドにおける「グローバル化」というのは、「原始的レベルの欲望に訴えかけようぜ」ということらしいが、訴えかけ方に、もうちょっと知恵とか工夫とかがあってもいいのではなかろうか。こうなると、どうせ「3」もとどのつまりは透け乳首ネタ炸裂なんだろう、と想像する。

 ということで、この映画が男性ウケするのは分からなくもないが、女性の皆さんにもどうもウケが悪くないらしい、という点が分からん。男性向けAVを観て、喜ぶ女性がいるか。いても少数派だよな。違うのか。

 ところで、一体全体、何を考えてどういう心持ちで演技すると、あそこまでくっきりはっきり立つのか、ちょっと気になる。

banner_01.gif← 乳首ネタ、くどい(すいません)、という方はクリック!
posted by omsoc at 04:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

「クローズド・ノート」

クローズド・ノート スタンダード・エディション
クローズド・ノート スタンダード・エディション沢尻エリカ 伊勢谷友介 竹内結子 行定 勲

東宝 2008-03-28
売り上げランキング : 874

おすすめ平均 star
star馬鹿らしい

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 うっかりと、こんなものを観てしまう。いや、原作が雫井脩介なので、多少はトリッキーな仕掛けでもあるのかと思ったからなのだが、全然違っていたわい。
 まあ、いわゆる「いい話」「泣かせる話」ってヤツですね。全然泣かなかったけど。
 中途半端に放り出されたパーツがごろごろしているのは、適当に原作をいじっているからだろう。てなわけで、雫井脩介には何ら責任がないと信じたい。

 さりげにいい味出してた永作博美がいなくなってからの後半が、特にツラいと言えばツラい。
 いろいろ批判のあった主演女優さんですが、映画そのものからはそういう性格の悪さが微塵も見えないところは、ある意味、賞賛に値するような。「いい子」ばかりでも仕方ないと思うので、今後もいろいろと暴れてみて下さい。キミが暴れてなくても、この映画がダメダメであることに変わりないし。
 いい子と言えば、竹内結子は確かにお綺麗になったとは思う。思うけど、ブタ顔のままだったら、後世に名の残る大女優になったように思うけどなあ。

 という風に、ストーリーを外れたところで楽しむしか手がない映画なのじゃよ。おほん。 

banner_01.gif← あんなことがあっても、まだ沢尻エリカファンの方はクリック!(って、そんなヤツ、存在するのか?)
posted by omsoc at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月18日

「そのときは彼によろしく」

そのときは彼によろしく スタンダード・エディション
そのときは彼によろしく スタンダード・エディション長澤まさみ;山田孝之;塚本高史 平川雄一朗

東宝 2007-12-21
売り上げランキング : 1746

おすすめ平均 star
star全て読めちゃいます。
starたのしみ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 うっかりこんなシロモノを見てしまい、激しく後悔中。
 主演の長澤まさみが可愛いので許す、なんてことは欠片もない。

 同じ原作者による「いま、会いにいきます」は、ベタな展開を逆手に取った構成がそれなりの好印象だった。んが、こちらはベタな中身のみに終始しただけで、構成上の工夫、一切なし。amazonの評にある「全て読めちゃいます」は全くその通りだ。
 加えて、長澤まさみが眠るところで終わればまだマシなものを、更に目覚めるまでの話を延々と続けるってのがダルさ百倍。見ているこっちが二度と起きない深い眠りに落ちそうになったぞ。
 タイトルは最後に持ってきてナンボだろう、ということも強調しておきたい。

 原作も、本当にこんなどうしようもない内容なんだろうか。まあ、どうせ読むことなんてないんだからいいんだけどさ。

banner_01.gif← よかったらクリック!
posted by omsoc at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

「ダイ・ハード4.0」

 今頃観に行ったヤツに言われたくないだろうが、中盤以降、延々だらだらとドンパチドカンドカンやってるだけで、メリハリなさ過ぎ。年寄りは疲れたぞよ。アクションの中身は終盤に向けてどんどんエスカレートしていたようだが、それとは裏腹に、意識が何度か飛びかけた。
 敵味方とも能力に限界ってもんが存在しない、言わば「超人」同士の対決なので、どっちが死のうが生きようがどうでもよくなって来て、眠気に拍車掛かりまくり。設定的には殆どSFだから、だったら素直に『トランスフォーマー』でも観た方がよろしかったのかも。
 「父と娘」というドラマ性も、御両人の背景が全然描かれていないので、てんで意味不明。冒頭でああも反抗的だった娘は、実はお父様のことを信頼おりましてーーって唐突に言われてもなあ。は? って感じ?
 
banner_01.gif← よかったらクリック!
posted by omsoc at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

「ボウリング・フォー・コロンバイン」

B00008HC54ボウリング・フォー・コロンバイン
マイケル・ムーア チャールトン・ヘストン
ジェネオン エンタテインメント 2003-08-27

by G-Tools


 1999年に米国のコロンバイン高校で起きた銃乱射事件を足がかりに、現代アメリカの社会構造・政治構造の歪みをあぶり出そうとしたドキュメンタリー映画。2002年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞作。
 「面白い/面白くない」という基準で言えば、これは「面白い」映画。「カナダ万歳!」とか「チャールトン・ヘストン(俳優にして全米ライフル協会会長)、ダメダメじゃん」とかいう辺りはちょっと偏向かかり過ぎな気がするので、作品全体の内容も眉につばを付けつつ吟味する必要があるとは思う。でも、それはそれとして面白い。
 要所要所で監督マイケル・モーアが遂行する即興性の高い取材はハプニング的展開を引き起こす。そこがスリリングでエンタテインメント的。中でも、コロンバイン校の事件で負傷し後遺症が残った2人の生徒と共に、彼らを傷つけた銃弾を販売したスーパーであるKマートの本社に突撃するシークエンスが圧巻。

 本作で扱われている問題は、最近の日本で顕在化した「ワーキングプア」や「いじめ」に読み換えることが出来なくない。なので、制作時の2002年に見るよりも今見る方が、日本に住む者には、身近なテーマを扱った作品として楽しめる、かも。

banner_01.gif← よかったらクリック!
posted by omsoc at 02:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月10日

「ザ・コア」

B000657NP4ザ・コア
ジョン・ロジャース ジョン・アミエル アーロン・エッカート
ジェネオン エンタテインメント 2004-11-25

by G-Tools


 「ちきゅう」掘削応援強化期間という理由で鑑賞(うそ)。なんだ、これ、『アルマゲドン』じゃねーか。

 ジュリア・ロバーツのお姉様ですか、みたいな人が出とるな、と思ったら、ヒラリー・スワンクだった。この時と全然印象が違うので、分からなかった……。

10/13追記:もっと真剣に応援すべきであった
posted by omsoc at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

「オーシャンと11人の仲間」

B00005V2VTオーシャンと11人の仲間 特別版
ルイス・マイルストン フランク・シナトラ ディーン・マーティン
ワーナー・ホーム・ビデオ 2002-03-08

by G-Tools


 「襲撃ものの古典的名作」と思い込んでいたが、全然違っていた。古典的駄作。
 襲撃グループの人数が多い上に、キャラが全然立ってないので、もう誰が誰だか判別不能。まあ、判別出来なくても、全然支障ないんだけどさーーって、そんな脚本でいいのか。
 一応、各自の特徴付けを行おうと、それぞれに何らかのエピソードを振りはしてあるんだが、本筋とは関係ない話のオンパレードで退屈極まりない。
 襲撃シーンも、徹底的にスリル感が欠落していて、これはこれである意味すごいことなのかも。心臓が弱いんだけど、ケイパー映画が観たい、という方には最適。脈拍も血圧も絶対上がりません(内容に怒ったため上がる、ことはあるかも)。
 普通の人は、襲撃が終わって以降の残り約20分だけ見れば十分。というか、これを観る暇があったら、他の映画を観なさい。

 オチは、欧米人の常識的な感覚だと、意表を付かれるのであろうか。もっとも日本人だって、アメリカを舞台にしてこのオチが来る、とは思わない?
posted by omsoc at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

「DEATH NOTE デスノート 前編」

 そのノートに名前を書かれると、顔が不細工になってしまうーー「ブスノート」。
 そのノートに名前を書かれると、言動が下品極まりないものになってしまうーー「下司ノート」。

 とかいう下らんことを考えながら鑑賞。冒頭、ライトくんが人混みのど真ん中でノートに名前を書き込むシーンを見て、「んなアホなことするかよっ!」とツッコミを入れた時点で限りなく白けてしまったものでねえ。ついでに言うと、個人情報保護が喧しく言われるこのご時世に、「訪れしものに開かれている」とはいっても、あんなに容易く名簿を見せてくれる教会があるとは思えんわい。そりゃ中には管理のいい加減な教会があるかもしれないけど、それを当てにするのはライト様の計画にしては杜撰過ぎる。
 原作の複雑なストーリーをそれなりにすっきりとまとめた手腕には、それなりに感心したけど、見どころはそれくらいかなあ。「デスノート」に関することだったら何でも見たい読みたい聞きたい知りたい、という人だけが見ればいいと思う。漏れ聞く評判がよほどいいものでない限り、後編は見に行かないね、あたしゃ。テレビで見れば十分だ。
 
 淫行に走ったタレントが出演していたら映画は上映中止になるのだろうか、飲酒運転では取り敢えず大丈夫なんだね、でもそれは「声の出演」だったからか? とかいう、やはり下らんことも鑑賞しながらつい考えてしまった。
posted by omsoc at 04:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月28日

「LIMIT OF LOVE/海猿」

 現代の日本にそっくりだけど、物理・医学・心理法則はかなり別物なパラレルワールドを舞台にしたSFパニックサスペンス映画。SF的設定がどうなっているのかをコトが起きる前に明示してくれないので、整合性を追求するのはムダ。ひたすら頭をカラッポにした上で、演出のテンポの緩さを許容出来れば、そこそこ楽しめるかもしれない。
 個人的にはTVの2時間スペシャルで十分、という程度の出来ーーと思うけど、公開3週目にして既に興収は35億円を超えたそうなので、東宝とフジはウハウハだわな。

 浅見れいなは一体何だったんだ。本来、もっと絡む予定だったんだが、尺が長くなりすぎたので全面カットしたかったけど、一旦役をオファーした以上、そうもいかなかった、ということ?
posted by omsoc at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月30日

「かもめ食堂」

 「かもめ食堂」はフィンランドの首都ヘルシンキにある。日本人のサチエ(小林聡美)が開いた、サチエなりのこだわりが秘かに込められたこぢんまりとした食堂だが、毎日、閑古鳥が鳴いている。ようやく訪れた初めての客は、日本かぶれのヘンなフィンランド青年。彼に「ガッチャマン」の主題歌の詞を教えて欲しい、と頼まれたサチエだったが、最初の一節から先がどうしても思い出せない。そんなことのあった日の帰り道、サチエは立ち寄った書店で出会ったミドリ(片桐はいり)から「ガッチャマン」の歌詞を教えてもらう。歌詞を教えてもらったお礼に、サチエはミドリを自宅へと招待する。
 ミドリは、「目をつぶって地図を開いて指で指した先がフィンランドだった」という理由だけでここに来た旅行中の女性だ。そんな理由だから、フィンランドでやりたいことが特にあるわけがないし、ヘルシンキ観光をしたところで、潰せる時間はそんなに多くない。だから、ごく自然な成り行きで、サチエの店の手伝いを始める。
 オフィシャルサイトはこちらで、オフィシャルブログはこちら
 
 テンポの緩いのんびりした佳作である。タルコフスキーが好きな人向け(うそ)。正直なところ、映画館にわざわざ足を運ぶよりは、疲れているけど眠れない夜なんかにひっそりと自宅で観るのがいいのではないかと思う(なのでDVDが出たら、みんな買おうね!)。

 映画館で観る場合の準備事項:
 ●空腹時に観ると、非常に哀しい想いをするので、腹ごしらえをしてからにするのが吉
 ●鑑賞後、小腹が空いた場合に備えて、映画館そばの美味しい定食屋を調べておくと完璧

 ところで、ただ立っている後ろ姿だけで笑いを誘えるもたいまさこって、一体何なんだ。

-------------------------------------------------------------

P001.jpg 

 この映画のパンフレット。装丁が凝っていたので、話のタネに購入。

P002.jpg

 開いたらこんな感じ。左右でなく上下に開くのがちょっとお茶目。
posted by omsoc at 04:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

「THE 有頂天ホテル」

 よくもここまで入り組んだ脚本が書けるものだと感心はする。が、作り手自身がその複雑さに淫し切っているというのはどうなのかね。って、今頃観たヤツに言われたくはないか。
 まあ、あと30分は削った方が冗長な印象が減ってよかったと思う。そうしたら、上映回数も1日あたり1回くらい増やせて、公開当初の段階で、もう少し稼げたかも。いや、現時点の55億だか60億だかという興収成績で十二分に立派だけどね。

 セールス面での教訓としては、「三谷幸喜(脚本)作品は有料で提供しろ」ということなのかな。

 小学生ぐらいのお子さんを連れたお母さんお父さんが多かったのにはちょっと驚いた。日本の喜劇の未来は明るそうですかね、三谷さん?
posted by omsoc at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。